健康寿命とは?平均寿命との違いと延ばすための方法
- 2024.04.23
最終更新日 2024.10.9.
【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】健康寿命とは、日常生活に制限なく健康で活動的に過ごせる期間を指します。健康寿命が2000年にWHO(世界保健機関)から提唱されて以来、ただ寿命を延ばすだけでなく「いかに健康を保ったまま長生きできるか」が課題です。
この記事では、健康寿命と平均寿命の違いを解説し、健康寿命を延ばすための具体的な日常生活の改善策をご紹介します。
健康で長生きするための秘訣を知りたい方は、ぜひご覧ください。
電動車いす、電動カートのレンタル・販売を行う専門会社。高い技術力と豊富な実績で運転指導からメンテナンスまでトータル的にサービスを提供。そのほか歩行器のメーカーとしても、超コンパクトサイズから大型モデルまでラインナップ豊富に展開。
▷コーポレートサイトはこちら
目次
「健康寿命」とは?
「健康寿命」とは、個人が健康上の問題によって日常生活に制限を受けることなく、活動的に生活できる期間を意味します。
この指標は、単に長生きすることだけではなく、その生活の質も考慮に入れることを目指しています。従来の平均寿命の指標と異なり、健康寿命は生活の質と健康の持続可能性に焦点を当てたものです。
いつまでも元気に過ごすためにも、「健康寿命」を延ばす意識をしていきましょう。
国民生活基礎調査に基づく健康寿命の算出
日本では、厚生労働省が実施する国民生活基礎調査を利用して健康寿命が算出されます。
回答者に「現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」と尋ね、「影響がない」と回答した人を「健康な状態」とし、「影響がある」と回答した人を「不健康な状態」と定義した調査です。
その後、サリバン法(※)を用いて、各年齢層における健康な状態と不健康な状態の割合から、平均的な健康寿命を算出します。
※サリバン法
毎年必ず10万人が誕生する状況を仮定し、そこに年齢別の死亡率と、年齢別の「健康・不健康」の割合を与えることで、「健康状態にある生存期間の合計値(健康な人の定常人口)」を求め、これを10万で除して健康寿命を求めます。なお、我が国の現行指標では、簡易生命表から5歳階級別の定常人口、国民生活基礎調査から5歳階級別の「健康・不健康」の割合を得て、「健康な人の定常人口」を求めています。
参考資料:厚生労働省|e-ヘルスネット「健康寿命の定義と算出方法」
「健康寿命」と「平均寿命」の関係性
「平均寿命」とは、0歳における平均余命、すなわち生まれてから死ぬまでの時間を表します。私たちが普段よく使う寿命はこちらですね。
2019年における日本の「平均寿命」は男性が81.41歳、女性が87.45歳、対して「健康寿命」は男性が72.68歳、女性が75.38歳でした。
このデータから「平均寿命」と「健康寿命」では、約9〜12年の差があることがわかります。これは、支援や介護を必要とするなど健康上の問題で日常生活に制限を抱えながら生活する期間が約9〜12年もあるということです。
長寿大国と呼ばれる日本ですが、この差は決して小さくありません。
今後は生活の質にも焦点を当て、「健康寿命」をいかに延ばしていくかが重要です。
参考資料:厚生労働省|e-ヘルスネット「平均寿命と健康寿命」
日本では2040年までに健康寿命を75歳以上に延ばすことが目標
厚生労働省は2019年に「健康寿命延伸プラン」を策定、2040年までに健康寿命を75歳に延ばすことを目標にしています。
①:「次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成」
②:「疾病予防・重篤化予防」
③:「介護予防・フレイル対策、認知症予防」
上記の3つを主要事項として、自然に健康に慣れる環境づくりや行動変異を促す仕掛けなど、さまざまな取り組みをしています。
健康寿命を延ばすために日常生活でできること
長い人生、いつまでも元気に過ごしたいものですよね。
ここからは、「健康寿命延伸プラン」の詳細と健康寿命を延ばすために日常生活で出来ることをご紹介します。
①:次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成等
健康は日常の生活習慣によってなされるものです。従って、短期的ではなく長期的に取り組む必要があります。
厚生労働省は、現代に生きる人だけでなく次世代を担う人々の健康増進にも貢献できるような取り組みを行っています。
食生活や運動習慣の改善など、ご家族で健康な体づくりに取り組んでみてください。
栄養バランスの取れた食生活
野菜の必要推奨量は1日350g 以上。タンパク質やカルシウムの摂取も大切です。
高齢者は骨折しやすい傾向にあります。食生活を見直して、骨密度を低下させない食事療法を行うことも大切です。
カルシウム、ビタミンB、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質など、骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。
あわせて読みたい記事:「高齢者の骨折リスクと対策法 !骨を強くするための日々の習慣」
適度な運動を心がける
1日15分、軽いウォーキングやラジオ体操などをしましょう。
適度な運動は体を丈夫にするだけでなく、気分転換にもなり精神的健康にもつながります。気軽に始められる散歩でもいいですね。
あわせて読みたい記事:「効果的な散歩の秘訣!効果や注意点を知ってより健康的な生活へ」
なるべくタバコ、お酒の量を減らす
普段からタバコを吸ったり、お酒を飲む人にとっていきなり止めるのは難しいかもしれません。
1日あたりのタバコの本数を減らす、飲酒は2日に1回にするなど少しずつ減らしていきましょう。
②:疾病予防・重症化予防
疾病の罹患や重症化は日常生活に大きな支障をきたし、「健康寿命」を縮める原因となります。厚生労働省は疾病予防・重症化予防としてがんの早期発見、慢性腎臓病の診療、歯周病等の対策の強化などの取り組みを行っています。
いつまでも健康で元気に過ごすためには、疾病の予防、早期発見、早期治療が鍵となります。日頃からご自分の心や体の声を聞いて、少しでも異変を感じたらすぐに受診することが大切です。
また、自分の体について知っておくことでご自分の体の異変にも気づきやすくなると思います。定期的に健康診断や検査を受けることや、生活習慣病についての基礎知識を得ておくのもおすすめです。
③:介護予防・フレイル対策、認知症予防
「健康寿命」を延ばすためには、自立した日常生活が不可欠です。
そのためには、身体機能や認知機能の低下が見られるフレイルや、認知症などを予防し、介護リスクを減少させる必要があります。
国は、介護予防に役立つ「通いの場」への参加、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施、共生・予防を柱とした認知症対策などがあげられます。
フレイルや認知症予防には、活動量の増加や社会活動に参加することが大切です。
地域活動などに参加し、周囲と交流をもちコミュニケーションをとることで脳の活性化につながります。また、外出し太陽の光を浴びることで活動量が増えるだけでなく、体内のホルモンバランスを整えることができるでしょう。
あわせて読みたい記事:「フレイルとは?老後に陥りやすい原因と予防方法などわかりやすく解説」
パーソナルモビリティを生活に取り入れて行動範囲を広げよう
パーソナルモビリティとは、一般的に個人が使用する電動の移動手段のことを指します。
例えば、シニアカー(電動カート)や電動車いすなどがあります。
先ほどお伝えしたように、活動量や社会参加は「健康寿命」を延ばすことにつながります。
高齢になるにつれ長距離の歩行や車の運転が難しくなり、外出や社会参加の機会がぐんと減ってしまうなんてこともよくあると思います。
そこで役立つのがシニアカーです。
あわせて読みたい記事:「【シニアカー完全ガイド】免許や補助金、安全な使い方を解説!」
シニアカー+モニスタの見守りサービスで安全な外出を
「シニアカーを生活に取り入れることで、外出を楽しんでほしい。でも安全面など心配だな。」と思う高齢者やご家族の方も少なくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが、GPS見守りサービス「モニスタ」です。
シニアカーに「モニスタ」のGPSを装着することで、登録されたスマートフォンやタブレットを通じて利用者の現在地や衝突回数など、24時間どこでも運転の見守りが可能になります。
また、モニスタでは1人1人の使用状況を個別に管理することで、タイミングを逃さず、車両のメンテナンスを行うことも可能です。
利用できるショップや料金についてはモニスタ公式サイトまでお問い合わせください。
まとめ:健康寿命を延ばすためには日常生活の改善が重要
人生100年時代とも謳われる現代。
せっかく長生きするのなら、いつまでも健康に日々の生活を楽しみたいものですね。
そのためには、日頃から「健康寿命」を意識して規則正しい生活をすること、定期的な健診を受けること、活動量の増加や社会参加をすることが大切です。
特に外出や社会参加は、体の健康だけでなく心の健康にもつながります。
ぜひこの機会に、「シニアカー(電動カート)」+「モニスタ」を活用し、安全に、楽しく、健康なシニアライフを送ってみてはいかがでしょうか。