シンエンスのお役立ちコラム

電動車いす、電動カートの分からないこと、不安なことをわかりやすく解説!
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【シニアカー完全ガイド】免許や補助金、安全な使い方を解説!

2024.01.15

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】シニアカーとは電動カートとも呼ばれ、高齢者の移動をサポートする乗り物です。

この記事では、シニアカーを使用するときに知っておきたい運転免許や安全に関するポイントをシニアカーのエキスパートシンエンスが徹底解説します。

シニアカーを購入するかレンタルするべきか悩む方に向けて、値段の相場や介護保険制度・補助金についてもまとめました。それぞれのメリット・デメリットもあわせてご紹介しますので参考にしてください。

シニアカー(電動カート)とは?

シニアカー(電動カート)とは?

シニアカーは電動カートとも呼ばれ、主に高齢者向けの移動をサポートする電動の乗り物です。
ハンドル形電動車いすとも呼ばれています。

シニアカーの操作は簡単で、ハンドルについているレバーを「握る」「放す」だけで「走る」「止まる」ができる乗り物です。

シニアカーは、介護用品としてだけでなく、豊かな生活を送るためのツールの一つです。

よく混同される「シルバーカー」ですが、こちらは電動ではなくいわゆる手押し車のことを指します。

シルバーカーについて詳しく知りたい方は、「シルバーカーの種類と選び方!歩行器との違いや補助金についても解説」記事をご覧ください。

電動車いすとシニアカー(電動カート)の違い

電動車いすとシニアカーは、どちらも移動をサポートする電動のツールですが、使用目的や機能に違いがあります。どちらを選択するかは、使用者の身体状況や使用目的によって異なります。

電動車いすとシニアカーの違いをそれぞれ詳しくみていきましょう。

■電動車いす

電動車いすは、従来の車いすを自力で操作することが難しい方向けに設計された電動モーターを原動力に動く車いすです。

ジョイスティックやボタンで操作します。

折り畳むことが可能でコンパクトなつくりのため、屋外だけでなく屋内施設や公共交通機関での使用も適しています。

介護保険の適用があり、要介護認定を受けた方は安い自己負担で利用できる可能性があります。

■シニアカー

一方で、シニアカー(電動カート)は、スクーターに似たハンドル付きの3輪または4輪の乗り物で、電動車いすより大型です。

主に高齢者のスーパーや通院時などの私生活の移動などに使用されます。

平均的な走行距離は20〜30km、スピードは時速1〜6km程度です。道路交通法では歩行者として扱われるため、運転免許は必要ありません

シニアカーは介護保険の適用があり、要介護認定を受けた方は安い自己負担で利用できる可能性があります。

シニアカーの4つの特徴【免許、補助金・介護保険、使える場所、レンタル・中古】

シニアカーの4つの特徴【免許、補助金・介護保険、使える場所、レンタル・中古

ここからはシニアカーの特徴について解説していきます。

シニアカーの特徴は以下の4つです。

シニアカーの特徴】
①:シニアカーは免許なしで乗れる
②:シニアカーは補助金や介護保険の適用になるケースもある
③:シニアカーは歩行者と同じ扱い
④:介護保険レンタルや中古販売が利用できる

詳しくみていきましょう。

①:シニアカーは免許無しで乗れる

シニアカーは運転免許なしで乗ることができる乗り物です。

道路交通法の法令上は歩行者として扱われるので、走行時のルールも歩行者と同様で、道路に歩道がある場合は原則歩道を使用します。

免許なしで乗れますが、シニアカーでの事故は増加傾向にありますので、交通ルールを守り、安全な運転を心がけましょう

参考:国土交通省サイト・現行制度について

シニアカーの事故について詳しくは「シニアカーで事故?リスクや安全対策を事故事例とあわせて解説します」記事で解説していますのであわせて読んでくださいね。

②:シニアカーは補助金や介護保険の適用になるケースもある

シニアカーを購入したりレンタルする際には、一部自治体の補助金制度や介護保険制度の利用が可能なケースがあります。

いずれも条件を満たす必要がありますが、各自治体によって違いがあります。

たとえば鳥取県大山町では、免許を自主返納された方向けにシニアカー購入の補助を行っています。1世帯1台限り、上限100,000円の補助がでます。

また、レンタルの場合は介護保険が適用されれば自己負担額が1〜3割になります。
まずは自治体の窓口やケアマネジャーに相談してみましょう。介護保険制度でレンタルできるのは原則として要介護2〜5の方となります。

参考:免許を自主返納された方向けにハンドル型電動車いす(シニアカー)購入の補助を行います|鳥取県大山町

③:シニアカーは歩行者と同じ扱い

シニアカーは歩行者と同じ扱いなので、シニアカーで車道や高速道路は使用はできません。

交通法上、歩行者とみなされ運転に免許は不要です。

速度は時速6km以下に制限されています。時速6kmは、大人の早歩きほどのスピードです。

そのため、シニアカーは公共の歩道や公園、電車やスーパーなどお店の中でも利用できます。ただし、店内での利用はトラブルになることもあるので、その施設のルールを事前に確認しておくことが必要です。

シニアカーがあれば、シニア層の方々がより自由に、快適な移動をすることができるでしょう。

④:介護保険レンタルや中古販売が利用できる

シニアカーは、介護保険適用でレンタルすることも、中古で購入することも可能です。

介護保険制度を使ってレンタルする際の自己負担額は月額利用料の1〜3割で、レンタルは要介護2〜5の方が対象です。歩行が困難な要支援や要介護1の方も条件により利用できます。

介護保険を利用する場合は、ケアプランに記載が必要です。

中古のシニアカーは新品に比べて費用が抑えられ、10〜30万円弱が相場です。

シニアカーの購入やレンタルは、福祉用具店やオンラインで可能で、購入するとカスタマイズができ、レンタルでは定期的なメンテナンスサービスが受けられます。

また、自治体によってはレンタル支援や補助金がでることもあります。

レンタルや中古購入について気になった方は、シニアカー専門店の「げんき工房」にお気軽にお問い合わせください。

シニアカーは購入・レンタルどちらがおすすめ?

シニアカーを選ぶとき、購入とレンタルのどちらが良いかは、利用頻度や予算、利用者のライフスタイルによって変わります

購入の場合、初期費用は高いものの、長期的に見ればコストパフォーマンスが良く自分専用にカスタマイズできるという利点があります。

レンタルの場合、介護保険が適用されれば月額2000円から利用できるシニアカーも多く、業者によるメンテナンスや修理サービスが魅力です。

最終的には、個々のニーズに合わせて選択することが大切ですが、シニアカーの利用を検討し始めたら、まずは慣れるためにも短期間でのレンタルをおすすめします。

シニアカーの選び方については「電動カートで楽しくおでかけ!高齢者の移動をサポートするシニアカーの選び方の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

シニアカーを新品・中古で購入する」メリットとデメリット

シニアカーを購入する場合は、新品にするか中古にするか選択しなければなりません。

新品購入のメリット新品購入のデメリット
故障のリスクが低い購入にまとまったお金が必要
最新の機能やデザインが選べる保険加入など初期コストがかかる
購入時に補助金がある(自治体による)

新品のメリットは、未使用であるため故障のリスクが低く、最新の機能やデザインのシニアカーを選べるという点です。

新品は購入価格が高くなったり、保険などの初期費用がかかったりするというデメリットがありますが、長期間利用すれば経済的にお得になる場合があります。

中古購入のメリット中古購入のデメリット
新品に比べて値段が手頃初期メンテナンスや修理が必要
購入時に補助金がある(自治体による)保険加入など初期コストがかかる

中古のシニアカーは、新品に比べて手ごろな価格で購入できることが大きなメリットです。

ただし場合によってはメンテナンスや修理が必要になることもあります。購入時に慎重にチェックしておく必要があるでしょう。

そして、新品・中古に関わらず、シニアカーを購入するお店選びも重要です。

シニアカーを取り扱う「げんき工房」では、多くの販売実績があり、アフターサポートもしっかりしています。

長期利用の予定が変わってしまった場合も買取してくれるので安心です。全国に12店舗あるのでお近くの店舗に行って試乗してみてくださいね。

シニアカーを「レンタルする」メリットとデメリット

レンタルのメリットレンタルのデメリット
必要な期間のみ利用できるカスタムができない
介護保険適用なら1割〜3割でレンタルできる希望モデルをレンタルできないことがある
レンタル業者による定期メンテナンスがある介護保険適用外になったら返却が必要

シニアカーのレンタルの最大のメリットは、手軽に利用でき、高額な購入費用がかからず必要な期間だけシニアカーを利用できる点です。

介護保険サービスの対象者は、さらに月額使用料を抑えることができます。通常のレンタル費用の1〜3割負担でレンタルすることが可能です。

介護保険制度を利用する場合は、要介護2〜5の認定を受けている方が対象になります。そのほかにもケアマネジャーによるケアプランの作成が必要です。
例外として、医師によって使用が認められた場合に、対象となるケースもあります。

また、介護保険制度のレンタルサービスには必要に応じて部品の修理や交換を無料で実施してくれるので安心です。そしてタイミングによっては最新のモデルを選択できることもあるでしょう。

レンタルのデメリットは、レンタル費用がかかり、カスタマイズの自由度も限られることです。介護保険が適用外になると、返却も必要です。

レンタルする際は、地域や施設によって異なる利用条件や認定・申請手続きがあるため、詳細は各店舗やサービスに直接問い合わせることが重要です。

レンタルについて不明な点があれば、お気軽にげんき工房までお問い合わせください。

シニアカーの料金相場(購入・レンタル)

利用状況相場
新品購入30万円〜50万円前後
中古購入20万円前後
レンタル月額2万円前後
レンタル(介護保険利用)月額約2000円〜8000円

シニアカーの料金相場は、購入とレンタルで大きく異なります。

購入の場合、新品のシニアカー は一般的に30万円〜50万円ほどで価格が設定されています。
価格は、メーカー・モデル・機能・オプションなどの内容によって異なります。

一方で、中古のシニアカーは安価で、大体20万円前後、中には10万円以下で購入できるものもあります。
状態や年式によって価格は変動していきます。

レンタルの場合、料金は利用する期間やモデルによって異なります。

短期レンタルでは、1日あたりの利用料が数千円で設定されていることが多いです。
長期レンタルでは月額料金が2万円前後で設定されています。追加のサービスや機能を追加するとさらに金額は上がります。

シニアカーのレンタルでは条件を満たせば介護保険が適用され、自己負担額が1割〜3割になることがあります

例えば月額利用料が2万円だった場合、自己負担が1割の場合は月2000円で利用することができるので、ぜひ利用したい制度ですね。

あわせて読みたい記事:「シニアカーは中古が狙い目!メリット・デメリットと購入方法や確認すべき点を紹介

シニアカーを安全に乗るための3つのポイント

シニアカーを安全に利用するために、いくつかの重要なポイントを心掛ける必要があります。

以下にあげる3つのポイントは、利用者自身だけでなく周囲の人々にとっても特に重要です。

【シニアカーを安全に乗るためのポイント】
:必ず歩道で使用する
:使用する場所を家族間で共有しておく
③:任意保険に加入しておく

また、初めて利用される場合には専門業者に相談をすることをおすすめします。

電動カート(シニアカー)・車いすのことなら専門店の「げんき工房」に何でもおまかせです。

整備台数は年間10,000台以上、出張修理やメンテナンスも充実しています。

シニアカーの操作方法もあわせてお問いわせください。

①:必ず歩道で使用する

シニアカーは歩道の利用が基本です。

これにより自動車との事故のリスクを減らし、安全な移動ができます。

シニアカーは歩行者扱いですが、幅のある乗り物です。歩道が狭い場合や障害物がある場合、店内で利用する際には十分な注意を払って慎重に運転しましょう。

歩道がない場合は、道路右側を通行する必要があります。

また、道路横断時には横断歩道を利用するよう心がけることや、踏切の通行はできるだけ避けましょう。

②:任意保険に加入しておく

シニアカーを使用する上で、任意保険への加入は非常に重要です。

人にぶつかってしまったり、止まらなくなったりといった事故やトラブルが発生した際に、経済的な負担や法的な問題を軽減するためです。

特に、他者への損害補償保険は必要不可欠と言えるでしょう。

一般的に介護保険レンタルは総合補償が無料で付いていて、購入の場合は適切な保険を業者が案内してくれます。

保険会社によっては、シニアカー向け保険プランもあるので購入やレンタル時に合わせて調べておくと安心です。

任意保険についても、専門業者に相談することをおすすめします。任意保険についてわからないことがあれば、いつでもげんき工房にご相談ください。

③:使用する場所を家族間で共有しておく

シニアカーを利用する際には、どこに行くかを家族や近しい人と共有しておくことが大切です。

万が一の事故や、急な体調不良が起きた場合に行き先を知っている人が迅速に対応できるようにするためです。

毎回は難しくても、定期的なルートやいつも利用する時間を家族と共有しておくことで、安心してシニアカーを使用することができます。

共有が難しい場合は、GPSの見守りサービスを使えばご利用者が今どこを走行しているかが把握できるため、ご家族の方は安心できるでしょう。

シニアカーのGPSは、「モニスタ」のGPS見守りサービスがおすすめです。

シニアカーとあわせて使いたい「モニスタ」のGPS見守りサービスとは

シニアカーとあわせて使いたい「モニスタ」のGPS見守りサービスとは

シニアカーはシニア層の活動範囲を広げて生活を豊かにしてくれる乗り物ですが、トラブルなく安全に運転できるのかといった不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。

そんな時はシニアカーに取りつけて見守ることができるGPSサービス「モニスタ」も併用して利用するのがおすすめです。

【モニスタとは】
電動車いす用のGPS見守りサービス。GPSで位置情報や走行ルート、安全運転レベルなどが見守れるため、離れて暮らしていても安全確認が可能。消耗部品交換時期が近づくと、電話で知らせてくれ専門業者が交換するサービスもある。

シニアカーを使う機会が増えた、外出している高齢者家族の居場所が気になるなど、シニアカーをより安心・安全に利用したい方は、ぜひモニスタを活用してみてください。

モニスタのGPS見守りサービスがあれば、居場所だけでなく、外出状況やお出かけの変化・安全運転状況などが把握できて、もしものときも安心です。

シニアカーの消耗部品の交換目安も教えてくれるので、突然の故障なども防げます。

気になる方はもちろん、将来を見越して「モニスタ」の公式サイトをご覧ください。

まとめ:シニアカーで生活や移動をもっと快適に

今回はシニアカーについて詳しく解説していきました。

シニアカーを使い始める際は、個人のニーズに合わせて選ぶことが重要です。

シニアカーは利用者の生活や移動をもっと快適にしてくれる便利なツールですが、安心・安全に利用することが重要です。

シニアカーを安全に乗るためのポイントをもう一度まとめました。

【シニアカーを安全に乗るためのポイント】
:必ず歩道で使用する
:使用する場所を家族間で共有しておく
③:任意保険に加入しておく

任意保険については、レンタルや購入時に専門業者があわせて提案してくれます。

シニアカーの専門店「げんき工房」なら、レンタルや購入に適切な任意保険を提案いたします。

また、シニアカーの利用をより快適にしてくれるのが「モニスタ」のGPS見守りサービスです。

「モニスタ」があれば長距離のお出かけでもより安心して楽しめますよ。

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