シンエンスのお役立ちコラム

電動車いす、電動カートの分からないこと、不安なことをわかりやすく解説!
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シニアカーに免許は必要?高齢者向け電動カートの運転ルールや注意点

2024.02.27

最終更新日 2024.4.25.

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】シニアカー(電動カート)は高齢者の移動や外出をサポートする乗り物です。免許無しで乗れるので、運転免許証を返納した方でも安心して運転できます。

この記事では、シニアカーの免許について、これからシニアカーを利用する方が知っておきたいルールや注意点をまとめました。

シニアカー(電動カート)の運転に運転免許証は不要

シニアカー(電動カート)の運転に運転免許証は不要

シニアカー(電動カート)を運転するのに、自動車の運転免許は必要ありません

ナンバーもつきませんので自動車税などもかかりません。これは、シニアカーが歩行者と同様に扱われるからです。そのため、基本的に歩道を走行し、車道での走行は禁止されています。

シニアカーは免許が不要なので、高齢者や身体的制約がある人の移動手段として手軽に利用できるというメリットがあります。

高齢になると免許返納を考えることも多いですが、車がないと不便を感じる場合もありますよね。そんな時は、シニアカー。免許が不要なので、返納後の移動手段としてたいへん便利な乗り物です。

シニアカー利用者が知っておきたいルールや注意点

シニアカーを使う上で、知っておきたいルールや注意点が6つあります。

①:歩行者扱いなので歩道を走る必要がある
②:時速6km以下の速度で走る必要がある
③:高い段差や急すぎる傾斜は乗り越えられない可能性も
④:操作方法を確認してから外出する
⑤:定期点検を行う
⑥:移動距離にあったバッテリー残量があるか確認する

1つずつ見ていきましょう。

①:歩行者扱いなので歩道を走る必要がある

①:歩行者扱いなので歩道を走る必要がある

シニアカーは歩行者扱いなので、歩道を走ることが義務付けられています。走行時のルールも歩行者と同じです。道路に歩道がある場合は、原則として歩道を走行しなければなりません。

路側帯がある道路では右側の路側帯を、歩道も路側帯もない道路では道路の右側端を走行しましょう。

シニアカーは自動車や原動機付自転車(バイク)ではないので、道路の中央を走行することはできません。

②:時速6km以下の速度で走る必要がある

シニアカーの最高速度は時速6km以下です。道路交通法により決められています。

時速6kmというスピードは成人が早歩きをした時の速度と同じくらいです。

とはいえ、ほとんどのシニアカーは時速6km以上のスピードが出ないように設計されているので、安心できます。

③:高い段差や急すぎる傾斜は乗り越えられない可能性も

②:時速6km以下の速度で走る必要がある

高い段差や急な傾斜(坂道)のある道をシニアカーで走行することがあるかもしれません。

車種によっては段差や急すぎる傾斜を乗り越えられない可能性があるため、購入前にチェックしておく必要があります。

車種によりますが、7〜9cm程度の段差と10度までの傾斜なら乗り越えられるとしているシニアカーが多いようです。

実際に走行する予定の道をイメージしながら選びましょう。

④:操作方法を確認してから外出する

初めての走行時や久しぶりに乗車するときは、操作方法の確認をおこないましょう。

⑤:定期点検を行う

シニアカーには自動車点検のような法的義務はありません。しかし、安全な利用のためには定期的な点検が必要です。

ハンドルやブレーキ、タイヤの摩耗などをチェックしておくと安心です。有料で安全運転指導や定期点検などをおこなっている販売店もあります。

ただ、点検のタイミングやチェック方法などは一般家庭では不安ですよね。

⑤:定期点検を行う

シンエンスでは、シニアカーにGPSを取りつけて常にバッテリーやタイヤの消耗を管理してくれる「モニスタ」というサービスがあります。交換作業は専門のスタッフが実施してくれます。

ぜひシニアカーとあわせて、モニスタの導入を検討してみてくださいね。

⑥:移動距離にあったバッテリー残量があるか確認する

外出前には、移動距離に応じたバッテリー残量があるか確認しておきましょう。走行途中でバッテリー切れになることを避けるためにも、早めに充電しておくのがおすすめです。

シニアカーの車種によって積んでいるバッテリーが異なるので、充電時間もさまざま。充電にかかる時間や、満充電で何㎞走れるのか把握しておくことも大切です。

また、バッテリーには寿命があります。寿命は使用状況や管理によって大きく変化するものなので、取扱説明書に沿って扱うのが得策です。

しかし、いくら事前にチェックしていても、予期せず外出先でバッテリー切れになってしまうリスクはあります。

そんな時には「モニスタ」。モニスタでは、外出状況や利用状況を遠隔で確認することもできます。GPSでモニタリングできるので離れて住む家族でも、スマホやタブレットで状況の確認が可能です。

万が一バッテリー切れで立ち往生してしまっても、遠隔でチェックできるのですぐに駆けつけることができ、安心につながります。

シニアカーでお店に入ったり電車に乗ったりできる?

シニアカーで外出する際、スーパーやデパート、レストランなどの店内を利用したい場合もありますよね。

建物内での利用は各施設によって対応はさまざまです。店内の広さや通路幅などが関係するので、事前に店舗へ確認しておきましょう。

電車に乗る場合は、シニアカーのサイズや回転半径など、各鉄道会社が規定しているルールの範囲内で利用ができます。(参照:JR東日本

地域差はありますが、バリアフリーが普及してきているので、現在はシニアカーでも外出しやすくなってきているでしょう。

シニアカー利用者が知っておきたい運転免許自主返納のメリット

運転免許の自主返納は「申請による免許取消」として1998年から実施されており、高齢者の間で増加しています。この自主返納は、免許の有効期限内であれば年齢に関係なく行えますが、特に65歳以上の高齢者に多く見られます。

返納の大きなメリットは、交通事故のリスクを減らすことに加え、自治体や店舗から提供される様々な特典や割引を受けられることです。

たとえば公共交通機関の利用割引や、生活用品の割引などがあります。

運転免許自主返納を行うことで、シニアカーの利用がより身近なものとなります。高齢者にとっては、安全運転を心がけつつも自由な移動が可能です。

シニアカー(電動カート)はレンタルと購入どちらがおすすめ?

シニアカーはレンタルと購入、どちらがいいのでしょうか?

それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

生活スタイルや利用頻度に合わせて、レンタルと購入を比較してみてください。

【レンタルのメリットとデメリット】

メリットデメリット
コストがおさえられる希望モデルをレンタルできないことがある
介護保険適用なら1割〜3割でレンタルできる介護保険適用外になったら返却が必要
レンタル業者による定期メンテナンスがあるカスタムができない

レンタルは購入よりも低コスト。身体状況や使用シーンの変化に応じて、モデルの変更にも対応してもらえます。

まずはシニアカーを試してみたいという場合にレンタルがお得です。

【購入のメリットとデメリット】

メリットデメリット
中古車は安く購入できる購入にまとまったお金が必要
購入時に補助金がある(自治体による)保険加入など初期コストがかかる

購入のメリットとしては、自治体からの補助金が出たり、中古車は安く購入ができます。また、介護保険適用外になっても返却の必要がないので、身体状況問わず利用できます。

購入を検討している人は、「げんき工房」がおすすめです。無料試乗をおこなっているので、納得して購入することができます。

新品・中古品どちらも試乗でき、アフターサポートも充実しているので安心感がありますよね。丁寧な商品説明も魅力の1つです。

シニアカーについてもっと詳しく知りたい人はこちらの「【シニアカー完全ガイド】免許や補助金、安全な使い方を解説!」記事もあわせて読んでみてくださいね。

まとめ:免許がなくても乗れるシニアカー(電動カート)で移動を快適に

まとめ:免許がなくても乗れるシニアカー(電動カート)で移動を快適に

シニアカーに運転免許証は不要です

運転免許証を返納した人の外出手段として利用可能です。法律上は歩行者と同様に扱われるので、歩道が走行できます。

走行前には、必ず以下の注意点を確認しておきましょう。

①:歩行者扱いなので歩道を走る必要がある
②:時速6km以下の速度で走る必要がある
③:高い段差や急すぎる傾斜は乗り越えられない可能性も
④:操作方法を確認してから外出する
⑤:定期点検を行う
⑥:移動距離にあったバッテリー残量があるか確認する

利用者自身がルールや注意点を理解し、安全運転に努めることで快適な移動手段になります。

便利なシニアカーですが、離れて暮らす高齢家族への導入が不安な人は「モニスタ」のGPS見守りサービスを検討してみてください。

モニスタ」は、消耗部品の交換時期をお知らせしてくれたり、万が一のバッテリー切れで立ち往生した場合などリアルタイムでモニタリングできたりします。

安心なシニアカーライフに欠かせないサービスです。お気軽にお問い合わせください。

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