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高齢者の移動手段は何がある?免許返納後も自由で健康な生活を送ろう

2024.05.22

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】高齢者の移動手段は、生活の質と自立心に大きな影響を与えます。

車を頻繁に運転していた方にとって、免許返納前は自由なタイミングで出かけることができました。しかし、返納後は公共交通機関などを利用する際に時間の管理や費用の問題で抵抗を感じることもあります。

今回は、高齢者が直面する移動手段の問題と、安心して使える移動手段を紹介し、それぞれのメリットとデメリットについて説明します。

また、高齢者の自立した生活を支援する制度もあります。移動手段をうまく使い分けることで、老後も不自由のない生活を送ることが可能です。この記事を参考に、移動手段について検討してみてください。

免許返納後の高齢者の移動手段を確保することが大切

免許返納後の高齢者の移動手段を確保することが大切

近年、高齢者による交通事故のリスクが増加中です。政府は、認知機能や身体機能の低下による運転の不安を考慮し、高齢者に免許の返納をすすめています。

しかし免許を返納した後、多くの高齢者が自由に移動できなくなり、ストレスや孤立感を感じることがあります。これは、買い物や病院に行くことが難しくなることに加え、社会との関わりが減少することで、心身の健康に影響を与える可能性があるためです。

新しい移動手段を見つけて積極的に外出することができれば、筋力の維持や社会との関わりが増え、「心身の健康」にもつながります。

しかし、現実には高齢者の移動手段確保には、多くの課題が存在します。次にその具体的な問題点と対策について見ていきましょう。

高齢者の移動手段問題と対策

高齢者の移動手段に関する問題は深刻化しています。地方では高齢化と過疎化が進み、生活必需品の購入が困難な「買い物難民」が増加傾向です。

全国の市町村を対象にした令和6年3月の農林水産省の調査では、1083市町村のうち89.7%が移動手段の対策が必要と回答しています。その背景には、住民の高齢化や地元小売業の廃業、公共交通機関の廃止、運転免許証の自主返納者の増加があります​​。

商業施設の減少や公共交通機関の縮小に加え、高齢化が進むことで、日常の買い物や医療機関へのアクセスが不便になるという問題があります。実際に70.6%の市町村では、コミュニティバスや乗合タクシーの運行支援など何らかの対策を実施しているものの、対策によってカバーできている割合は30~60%程度です。

さらに、公共交通機関の利用が難しいという不安も広がっています。民間事業者による取り組みも行われており、61.6%の市町村で移動販売車の導入や運営が行われていますが、依然として多くの高齢者が移動に不便を感じているようです​​。

参考資料:「食品アクセス問題」に関する全国市町村アンケート調査結果|農林水産省(PDF)

地域社会と政府の対応

地域社会や政府も、高齢者の移動手段問題に対応するため、さまざまな取り組みを行っています。都市部では、地域バスサービスや買い物支援プログラムの導入などにより、交通アクセスの改善が図られています。

また、65歳以上で免許証を自主返納すれば、各自治体の支援制度や特典を利用することができます。免許返納後も快適に移動できるように、タクシー料金の割引や特典の提供など、さまざまな支援策を活用することがおすすめです。

こういった取り組みにより、高齢者が引きこもりや買い物難民にならず、健康で充実した生活を送ることができるようになる可能性が高まります。地域社会全体で高齢者を支えることが重要です。

あわせて読みたい記事:「免許返納をするとさまざまな特典が受けられる!高齢者のサポート制度について

買い物や用事を済ませてくれるサービスや配達を頼むのもひとつの手段

近年は、オンラインでの買い物や、食料品の宅配サービスが充実しています。これらのサービスを利用することで、移動や外出が困難な場合でも、日常生活に必要なものを手に入れることができるでしょう。特に高齢者にとって、重い買い物袋を持って帰る負担を減らすことができるのは大きなメリットです。

また、日用品だけでなく、医薬品や書籍などもオンラインで購入できるため、さまざまなニーズに対応できます。オンラインショッピングや宅配サービスは、高齢者の移動手段問題としてあげられている「買い物難民」の解決策としても注目されています。

さらに、家事支援サービスを利用することも一つの手段です。例えば、掃除や洗濯、料理の手伝いをしてくれるサービスは、体力が低下している高齢者にとって大変便利です。

加えて、地域によっては、シニア向けの配食サービスも提供されています。バランスの取れた食事を自宅まで届けてもらえるので、栄養面でも安心です。

このようなサービスを積極的に利用することで、高齢者が無理なく自宅での生活を続けられるようになります。移動が難しくなった場合でも、安心して暮らせる環境を整えることができるのです。

高齢者が免許返納した後の移動手段は何がおすすめ?

高齢者が免許返納した後の移動手段は何がおすすめ?

免許返納後の移動手段は、個々の生活スタイル・住んでいる地域の環境・身体の状態などに応じて選ぶことが重要です。

①:公共交通機関(バス・電車・タクシーなど)
②:電動車いす(主にシニアカー)や電動アシスト付き自転車
③:家族の運転(家族が近くに住んでいる場合に限る)

それぞれの移動手段について、メリットとデメリットを解説していきます。

①:公共交通機関(バス・電車・タクシーなど)

ひとつめは、身近な移動手段で気軽に利用しやすい、バス・電車・タクシーなどの公共交通機関です。

バス利用のメリット・デメリット

メリットデメリット
高齢者は無料または低コストで利用できる運行間隔や路線に限りがある
バス停までの徒歩が運動になる混雑時の座席確保が難しい

都市部以外では運行ダイヤが1時間に1本であったり、自宅近くにバス停がなかったり、乗り換えが必要になることもあるので不便に感じることもあるでしょう。

混雑時には座席に座れる保証もないため、それらの点がデメリットになります。

しかしバスを利用した場合、多くの自治体が高齢者用の割引運賃や無料パスなどを提供しているので、コストがかからないことが大きなメリットです。また、自宅からバス停までの徒歩での移動が運動になることもあります。

電車利用のメリット・デメリット

メリットデメリット
高齢者は無料または低コストで利用できる運行間隔や路線に限りがある
駅までの徒歩が運動になる混雑時の座席確保・移動が難しい

電車を利用した場合のメリット・デメリットは、バスの場合とほぼ同じです。

低コストで利用できる一方で、好きな時間に移動できないことや、ラッシュ時は駅の改札からホームまでであっても移動が難しくなる時もあるので、その日の体調なども考慮して利用するのがおすすめです。

タクシー利用のメリット・デメリット

メリットデメリット
自治体から補助券などがもらえる他の交通機関よりもコストがかかる
目的地まで直接移動できる交通状況によって想定よりコストがかかる
事前予約で待ち時間なしで移動できる

タクシーを利用した場合は、他の交通機関と比較してコストがかかるというデメリットがありますが、自治体によっては補助券や回数券をもらえます。

コストはかかりますが、目的地までドア・ツー・ドアで移動できるのでとても便利です。

行きはバス、帰りはタクシーなど調整しながら利用するのがおすすめです。

あわせて読みたい記事:「高齢者の使えるタクシー券とは?快適な移動をサポートする制度や使い方・注意点を紹介

②:電動車いす(主にシニアカー)や電動アシスト付き自転車

次に、シニアカー (電動車いす)や電動アシスト付き自転車について、メリットとデメリットを解説していきます。

シニアカー利用のメリット・デメリット

メリットデメリット
免許なし・歩行者扱いで運転できる購入する場合は価格が高い
大型店であればそのまま入店できる充電の必要があり長距離の移動には不適

シニアカーを利用する場合、運転免許証なしで歩行者扱いのため、自由で自立した生活ができます。

高齢者になって初めて利用するものなので、なかなか挑戦するのに手がでない方も、まずはレンタルからはじめてみるのがおすすめです。

充電切れやメンテナンスなどが心配という方には、GPS見守りサービスモニスタをつけておけば、より安心・安全な外出をすることができます。

モニスタは車両に搭載されたGPSにより、走行中の電動車いすを常時モニタリングし、日々の使用状況や現在地・消耗品の交換時期などをリアルタイムでお知らせしてくれるサービスです。

シニアカーの利用を考えている人は一度モニスタ公式サイトを覗いてみてください。

あわせて読みたい記事:【シニアカー完全ガイド】免許や補助金、安全な使い方を解説!

電動アシスト付き自転車利用のメリット・デメリット

メリットデメリット
軽い力で運転できる雨天時の使用は不適
運動不足の解消につながる道によってスピードが出過ぎるなどの危険性がある

電動アシスト付き自転車は、軽い力でスイスイと漕ぐことができるので長距離移動、運動不足の解消にはピッタリの移動手段です。ただし、坂道などではスピードが出過ぎてしまい事故につながるリスクがあるので注意が必要です。

あわせて読みたい記事:「高齢者向け電動アシスト自転車の補助金制度とは?免許返納後も自由な移動手段を

③:家族の運転(家族が近くに住んでいる場合に限る)

次に、家族が近くに住んでいる場合は、家族の運転で移動することもあります。

その場合のメリットとデメリットについて解説します。

家族の運転でのメリット・デメリット

メリットデメリット
家族とのコミュニケーションが増える家族に負担がかかり頻繁に頼みづらい
行き先や時間など希望を伝えやすい家族のスケジュールに合わせる必要がある

家族の運転のメリットは家族とのコミュニケーションが増え、精神的なサポートを受けやすいことです。時間や場所の調整なども伝えやすいでしょう。

ただし、家族の負担になっているのではないかと遠慮してしまうことが多かったり、家族のスケジュールによっては難しかったりする場合があります。

さまざまな用途で使いたいなら「シニアカー」がおすすめ!

さまざまな用途で使いたいなら「シニアカー」がおすすめ!

シニアカーは高齢者が安全に利用できるように設計された移動手段です。買い物はもちろん、近場への用事・通院・散歩など、さまざまなシーンで使うことができます。

公共交通機関の利用が難しい場所に住んでいる方や、より自立した移動を望む方にとってシニアカーは最適な選択肢のひとつです。

シニアカーや電動車いすを初めて利用される場合は、専門業者に相談をすることをおすすめします。

電動カート(シニアカー)・車いすのことなら専門店の「げんき工房」に何でもおまかせです。整備台数は年間10,000台以上、出張修理やメンテナンスも充実しています。

シニアカーの操作方法もお気軽にご相談ください。

さらに、電動車いす用モニタリングシステム「モニスタのGPS機能をつけておけば、ご家族も安心して高齢者の見守りができます。気になる方は、ぜひモニスタ公式サイトを覗いてみてくださいね。

まとめ:移動手段を上手く使い分けて自分のタイミングで外出を楽しもう

高齢者にとって、移動手段は自由で健康な生活を送るために不可欠です。

免許返納後もさまざまな移動手段を活用して自分のペースで外出を楽しみ、社会参加を続けることができます。

シニアカーを使えば、高齢者の方も好きな場所に自由に気軽に出かけられるようになりますよ。

活動的な毎日を送れるピッタリの移動手段を見つけましょう。

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