シンエンスのお役立ちコラム

電動車いす、電動カートの分からないこと、不安なことをわかりやすく解説!
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車椅子の種類・特徴・選び方をわかりやすく解説!

2024.01.17

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】車いすには種類が多く、自分で操作する自走(自操)式から介助式、スポーツや電動タイプまで、さまざまな車いすがあります。

この記事では、車いすの種類とそれぞれの特徴をわかりやすくまとめました。

高齢者の介助用の車いすを選ぶときに確認したいチェックポイントもご紹介します。

車いすの種類とそれぞれの機能を紹介

車いすの種類は大きく以下の5種類に分かれます。

【車いすの種類】
・自走式(自操式)
・介助式
・リクライニング・ティルト式
・競技用(スポーツ用)
・電動車いす

それぞれの機能について解説していきます。

車いすの専門用語が出てきますので、「車いす(車椅子)の名称を部品ごとにイラストで解説!介助者が知っておきたい基礎知識」を合わせてご覧ください。

自走式(自操式)車いす

自走式(自操式)

自走式(自操式)の車いすは、利用者が自分自身で操作するために設計された車いすです。

大きな後輪に装備されたハンドリム(タイヤの外側についている輪)を利用者が手で握り、押して車いすを動かします。利用者は自分の力で前進、後退、旋回することができ、自立した移動が可能です。

グリップ部分に介助用のハンドルが付いているものは、介助者に操作してもらうことができます。

自走式車いすは室内外のさまざまな環境に適応し、特に大きな後輪は屋外での使用に適しています。

軽量化しているタイプが多く、例えば体の片側に麻痺がある方が片手で操作できるものや、座面が低く足で地面を蹴って進めるものなど、さまざまなタイプがあります。

利用者の身体的なニーズに応じてカスタマイズすることが可能で、体型を問わず利用できるという特徴があり、障害者や高齢者にとって自走式車いすは日常生活の自立と移動の自由を支援する重要なツールです。

介助式車いす

介助式

介助用車いすはハンドリムがなく、介助者が後方のハンドグリップを使って移動やブレーキの操作をするタイプの車いすです。

介助タイプの車いすは、特に自分自身では車いすを操作することが難しい方や、常時介助が必要な方、介護が必要な高齢者が利用しています。

ハンドリムがついていない分、横幅がコンパクトで車輪も自走式車いすに比べて小さいので、軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。

介助式タイプの車いすは、室内外を問わず使用できますが、特に病院や介護施設など、他者の介助が常に行える環境で一般的に使用されます。

利用者の安全性と快適性を確保しつつ、介助者の操作を容易にするために設計されています。

リクライニング・ティルト式車いす

リクライニング・ティルト式

リクライニング・ティルト式車いすは、利用者の快適性と身体的なサポートを重視した車いすの一種です。

背もたれのリクライニング機能により、リラックスした姿勢を取ることができ、座面のティルト機能は体圧分散を促し床ずれのリスクを軽減します。

病院や介護施設、自宅での使用に適し、医療的なケアやリハビリテーションにも対応できます。

リクライニング・ティルト式車いすは、長時間の使用においても身体への負担を軽減することができ、特に身体的障害がある方、高度な介護が必要な方が利用しています。

競技用(スポーツ用)車いす

競技用(スポーツ用)
「レーサー」と称される陸上競技用の3輪構造の車いす

競技用(スポーツ用)車いすは、障害者スポーツのために特別に設計された車いすです。

軽量かつ高い機動性を備えており、特に競技性を高めるための特化した機能を持っています。

競技用車いすは、競技の種類に応じてカスタマイズされ、選手の体格や特定のスポーツの要求に合わせた設計です。強化された耐久性を持ち、激しい競技中の高負荷に耐えることができます。

例えば、車いす陸上競技において使用される車いすは、一般に「レーサー」と称される3輪構造の車いすです。カーボンやアルミニウムなどの軽量素材を主に使用して製造されており、ロードレース用自転車と同様に、軽量化が重視されています。

陸上用、バスケット用、テニス用など、スポーツごとに種類があり、競技中の素早い動作をサポートしてくれます。

電動車いす

電動車いす

電動車いすは、名前の通りモーターの力で操縦できる車いすです。

一般的に「自操用電動車いす」と「介助用電動車いす」の2種類に分けられます。

■自操用電動車いす

自操用電動車いす

自操用電動車いすは、利用者が自らジョイスティックやハンドルを操作する車いすです。

中でもハンドルがついたスクーターのような見た目のシニアカー(電動カート)は、免許を返納された高齢者の移動手段として多く利用されています。

■介助用電動車いす

介助用電動車いす

介助用電動車いすは、介助用車いすと同様に介助者が操作する電動車いすです。

電気の力で進むので、手押しの負担を軽減できます。

車いすを選ぶ時のチェックポイント

さまざまな種類がある車いすですが、車いすを選ぶ時のポイントを解説していきます。

車いすを選ぶ時のチェックポイントは以下の3点です。

【車いすを選ぶポイント3つ】
・利用者の身体にあっているか
・使用シーンは屋内か屋外か
・どのような操作性を求めるか(手動?自動?)

それぞれみていきましょう。

利用者の身体にあっているか

車いすを選ぶ時は、第一に利用者の体型や健康状態に合わせることが重要です。

座面のサイズ、背もたれの高さ、肘掛けの位置などが利用者の身体にあっているかを確認しましょう。

長時間の使用を想定するなら、操作性だけでなく座り心地や耐久性も考慮する必要があります。

正しいサイズの車いすは、長時間の使用でも快適に利用でき、疲労も感じにくいです。

さらに、利用者の体重を均等に分散させることができるので、床ズレや圧迫感を軽減してくれます。身体にあった車いすは、転倒や滑り落ちるといったリスクも減ります。

利用者の身体にあった車いすを選択することは、安全性を大きく向上させてくれるポイントといえるでしょう。

使用シーンは屋内か屋外か

介助用車いすを使用する環境をイメージして選ぶことも大切です。

屋内で主に使用する場合は、狭い廊下や家具の間などを通り抜けられるコンパクトで操作性の高い小型の車いすが適しています。

屋外で使用する場合は、でこぼこした道や段差などにも耐えうる頑丈なフレームや車輪を持つタイプであることが重要です。

どのような操作性を求めるか(手動・電動)

車いすを選ぶ際、操作性は大きな判断基準の一つです。主に手動と電動の二つに分けられます。

手動車いすは、使用者自身の力か、介助者が押す形で動かします。これに対して電動車いすは、バッテリーによる動力で自動的に動き、操作はジョイスティックやタッチパネルなどで行います。

手動車いすはシンプルでコストも低いですが、長距離の移動や坂道などの負荷がかかる場面では使いづらさを感じることがあります。一方、電動車いすは力を使わずに済み、スムーズな移動が可能ですが、価格が高めであることや、重量が重くなる傾向があります。

使用する環境や目的に応じて選ぶことが大切です。

例えば介助用車いすの場合、介護をする「介助者」が操作しやすいものを選ぶことが重要になってきます。手動は、介助者に車いすを押す十分な力があることが前提で、短距離や室内での簡単な移動に適しています。軽量でメンテナンスが比較的簡単というメリットもあります。電動の場合、介助者が少ない力でも操作できるので介助者の身体的な負担を大幅に軽減してくれます。

電動なら屋外での坂道などでも安全に使うことができるでしょう。

 介助者用アシスト電動車いす「軽e」
介助者用アシスト電動車いす「軽e」

介助者用アシスト電動車いす「軽e」は、坂道や長距離の押しやすさを実現するための電動モーターを搭載しています。介助者のペースに合わせて自然に動作をアシストし、自動減速や自動停止機能があるため安全性が高いです。

また、ノーパンクタイヤを採用しているため、メンテナンスの心配も少なく、安心して使用できます。静音モーターで静かな運行が可能な点も、公共の場での使用に適しています。

介助者用アシスト電動車いす「軽e」が気になる方は、電動車いす専門店の「げんき工房」にお気軽にご相談ください。

パーツごとのチェックポイント

パーツごとのチェックポイント

次に、車いすのパーツごと(タイヤの種類・車輪のサイズ・フレームの素材)のチェックポイントについてそれぞれ解説していきます。

【チェックポイント4つ】
・タイヤの種類(ノーパンクタイヤ・エアタイヤ)
・車輪のサイズ
・フレームの素材(アルミ・スチール)
・座面やアームサポートの高さ

タイヤの種類(ノーパンクタイヤ・エアタイヤ)

車いすのタイヤの種類は大きくノーパンクタイヤとエアタイヤの2種類があります。

ノーパンクタイヤは、ゴムやプラスチックなどの個体材料で作られています。これらは空気を含んでいないのでパンクするリスクがありません。耐久性が高く、定期的な空気圧チェックなどのメンテナンスも不要です。空気が入ったエアタイヤに比べると硬いため、でこぼこ道や段差などの不整地での走行は乗り心地が悪くなってしまいます。

エアタイヤは、ゴム製で空気を入れるタイプのタイヤです。この空気がクッションの役割を果たし、走行時の衝撃を吸収して乗り心地を柔らかくしてくれます。ノーパンクタイヤに比べると快適な乗り心地ですが、空気圧などの確認や空気をいれるなどの定期的なメンテナンスが必要となります。

利用者の使用環境や乗り心地の好みに応じて選択しましょう。

車輪のサイズ

車輪のサイズは操作性や使い勝手に大きく影響します。

大きな車輪は、より地面と接するため安定性が高まります。また、一度により多くの距離を移動できて効率的です。屋外での使用に適しているといえます。

対して小さな車輪は、狭いスペースや人混みの中で使用する場合に適しています。病院やご家庭での使用に特に便利です。

フレームの素材(アルミ・スチール)

フレームの素材は、車いすの重量や耐久性を決定します。

アルミ製のフレームは、軽量でありながらも強度が強いです。軽量なので操作性が向上します。一般的な素材として車いすにはアルミ素材が多く、重量、強度、価格の面でバランスの取れた素材です。

一方で、スチール製のフレームは非常に頑丈で耐久性があります。この重量感で安定感を得ることができます。比較的安価なのも特徴です。

素材によっても使い勝手が変わるので、何でできているかをきちんと確認しておきましょう。

座面やアームサポートの高さ

座り心地の良さは、利用者の快適さと健康を左右する重要なポイントです。

以下の5点を意識して選びましょう。

①:座面の幅
②:座面の奥行き
③:座面の高さ
④:背もたれの高さ
⑤:ひじ掛け

①:座面の幅

①:座面の幅

まず、座面の幅は利用者が座って、左右に手のひらが入るくらい(3cm〜5cm)のゆとりを持つことで、適切な支持を得られます。

②:座面の奥行き

②:座面の奥行き

座面の奥行きは、おしりの後端からひざ裏までの長さから5~7cm引いたくらいのものを目安にしましょう。長すぎると前に滑りやすく、短すぎると床ずれのリスクが増えます。

③:座面の高さ

③:座面の高さ

座面の高さは、足裏からひざ裏までの高さに2~5cmを足したくらいのものからクッション厚を引いた高さが立ち上がりやすいです。

④:背もたれの高さ

④:背もたれの高さ

背もたれの高さは、肩甲骨の下あたりにくるようにすると良いでしょう。

⑤:ひじ掛け(アームサポート)の高さ

⑤:ひじ掛け(アームサポート)の高さ

ひじ掛けは、座面からひじまでの高さに2cmプラスクッション厚を加えた高さにすると、上半身の重みを肘でしっかり支えることができます。

電動車いすを利用したいなら専門店「げんき工房」に相談!

電動車いすの利用を決めた場合、どこで購入したらいいか迷いますよね。

そんな時は専門店に相談してみましょう。

電動車いすやシニアカーを取り扱う専門店「げんき工房」では、多くの電動車いすやシニアカーの販売・レンタル実績があり、アフターサポートもしっかりしています。

全国に12店舗あるのでお近くの店舗に行って試乗してみてくださいね。

まとめ:利用者の身体にあった車いすを選んで移動をサポートしよう

まとめ:利用者の身体にあった車椅子を選んで移動をサポートしよう

車いすを選ぶ際は、それぞれの種類の車いすの特徴を理解し、利用者や介助者の身体的なニーズと使用シーンにあったものを選ぶことが大切です。

再度、車いすを選ぶポイントを3つまとめました。

【車いすを選ぶポイント3つ】
・利用者の身体にあっているか
・使用シーンは屋内か屋外か
・どのような操作性を求めるか(手動?自動?)

適切な車いすの選択は、利用者の生活の質(QOL)の向上に大きく貢献していくでしょう。

介助用車いすはまだ必要ないけれど、体力に自信がない高齢者がご自身で移動やお出かけを楽しみたいときには、介助無しでも使える電動車いすやシニアカーがおすすめです。

さらに、スマホで電動車いすの現在地や移動ルートを確認できる、「モニスタ」のモニタリングシステム(GPS)を使えば、離れて暮らすご家族も安心して見守ることができます。電動車いすやシニアカーと「モニスタ」あわせて使用すると安心・安全です。

モニスタの詳しい機能や対応している電動車いすについてもっと知りたい方は、モニスタの公式サイトをご覧ください。

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