シニアカーは危ない?安全性や使用ルールなどをあわせて解説
- 2024.01.17
最終更新日 2024.4.23.
【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】これからシニアカーや電動車いすを利用しようと考えている方で「シニアカーは危ないのでは」と不安な気持ちを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
利用者もそのご家族も安心して安全に使えるよう、シニアカーに危険性があるのかしっかりと理解して利用することが大切です。
この記事ではなぜシニアカーの事故が起きているのか、シニアカーの利用は安全面で本当に危ないのかなどに焦点を当て、安全対策や適切な利用方法について紹介していきます。
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目次
「シニアカーや電動車いす」は危険なのか?
シニアカーや電動車いすは、高齢者の移動を支援するための便利な乗り物ですが、事故の危険性も指摘されています。
死亡に繋がるような重大な事故も増加しており、「シニアカー」は危険な乗り物だと敬遠される人も多いかもしれません。
実際にシニアカーや電動車いすは危険な乗り物なのでしょうか。
特徴をみていきます。
シニアカー・電動車いすは歩行者扱いで免許証は不要
シニアカーや電動車いすは道路交通法では歩行者という扱いになります。
したがって免許証は不要。ヘルメットなども装着せずに運転することができます。
道路を走行するときは必ず歩道を通るなど、歩行者としての交通ルールを守って運転しましょう。
最高時速は約6㎞で速度は決して速くはない
シニアカーや電動車いすの最高時速は一般的に約6キロです。
これは大人が早歩きした時の速度と同じくらいで、決して速くはありません。
あくまでも、長距離の歩行が困難な人の助けとなる乗り物と考えましょう。
これらのことからシニアカーは危険な乗り物ではなく、正しい操作方法でルールを守れば安全面に問題はありません。
シニアカーの事故データと原因
シニアカーや電動車いすは乗り方を間違えなければ安全な乗り物ですが、なぜ事故が起きるのでしょうか。
警視庁が発表するデータと、シニアカー(電動カート)を専門に取り扱う株式会社シンエンスが調査したデータをもとに原因をみていきましょう。
警視庁が発表した電動車いすの交通事故の発生状況データを見ると、残念なことに事故は多発しており、年々死亡件数が増えてきているのが現状です。
上記のグラフの通りほとんどの事故が、人的要因、具体的には操作ミスや判断ミスによるものでした。
ルールを守らない運転や、操作方法を正しく理解していない状態での運転などがあげられます。
これは、機械的なトラブルよりも運転技術や注意力が事故の重要な要因であることを示しています。
正しい操作方法でルールを守って走行すれば安全面に問題はないシニアカーですが、ルールを守らずに悲しい事故が多発しているのも事実です。
あわせて読みたい記事:「シニアカーの事故が増加!事例や安全な乗り方を徹底解説」
シニアカーの利用は家族との連携も大切
こういった人的な事故を防ぐには、シニアカー利用者以外の家族との連携も必要です。
そこで、「モニスタ」というGPSサービスの併用で、シニアカーの事故を未然に防ぐ可能性が高まります。
「モニスタ」とは、電動車いす用のGPS見守りサービスで、利用者の位置情報や走行ルート、衝撃回数などから安全運転レベルをリアルタイムで確認できます。
これにより、家族は遠くにいても利用者の安全を確認でき、消耗部品交換時期が近づくと、電話で知らせてくれ専門業者が交換するサービスもあります。
モニスタについて気になる方は、モニスタ公式サイトからお気軽にお問い合わせください。
シニアカーを安全に使うために守るべきこと
正しく使えば安全に使用することができるシニアカー。
事故を減らすために、利用者が必ず守るべきことを紹介します。
基本的には歩道を運転する
シニアカーは道路交通法では歩行者として扱われるということを前述しました。
したがって、基本的には歩道を運転する必要があります。
歩道がない場合は歩行者と同じく道路の右側走行をしなければならず、路側帯がある道路では右側の路側帯を通行しなければなりません。
また信号を渡る時は横断歩道をわたり、歩行者の信号に従うようにしましょう。
シニアカーは車ではないということをしっかりと理解する
シニアカーは車や自転車のような軽車両ではなく、あくまでも歩行者ということをしっかりと理解しておきましょう。
そのため、歩道がある道では歩道を走る必要があり、車のように車道に侵入するのは規則違反になります。
道路を渡るときも必ず横断歩道を渡るなど、歩行者としての交通ルールをしっかり守って走行しましょう。
踏切や段差などできるだけ回避する
特に事故が多い踏切や段差などは、タイヤが引っかかって身動きが取れなくなることがあるため、できるだけ回避するようにしましょう。
少し遠回りでも、踏切や段差のないルートを選ぶことも大切です。
やむを得ず通らなければならない場合は、踏切や段差に対して直角に渡るということを絶対に覚えておきましょう。
操作方法をしっかりと理解してから運転する
まずはシニアカーの操作方法をしっかりと理解してから乗りましょう。
正しい乗り降り、発進、走行、停止の方法を理解しておくのはもちろんのことですが、特にクラッチの取扱いについては要注意です。
クラッチは、シニアカーを手押しする際に動力源との接続を切るためのもの。
坂などでクラッチを切った状態だとブレーキが効かず、ものすごいスピードで坂を下ってしまうという事故も報告されています。
シニアカーは利用者だけでなく、家族や介護者と一緒に運転の練習をすると非常に効果的です。
運転における操作方法から、クラッチの役目などの確認、またいつも通るルートを家族や介護者とともに実際に通ってみて危険がないかを確かめておくとよいでしょう。
また、初めて利用される場合は、専門業者に相談をすることをおすすめします。
電動カート(シニアカー)・車いすのことなら専門店のげんき工房に何でもおまかせです。
整備台数は年間10,000台以上、出張修理やメンテナンスも充実しています。
シニアカーの操作方法もげんき工房にご相談ください。
乗車前に体調を確認する
乗車前には必ず体調の確認を行い、体調が思わしくない場合は運転を控えましょう。
体調が悪いと運転中の判断が鈍ってしまったり、万が一意識を失うようなことがあれば重大事故に繋がる可能性があります。
また、飲酒や眠気作用のある薬を服用している場合も同じく運転を控えるようにしましょう。
シニアカーの点検を頻繁に行う
シニアカーの日常点検は軽視せず、安全な状態を保って利用することが重要です。
乗車前には必ずバッテリー残量を確認し、スイッチやレバーなどに不備がなく安全に走行できる状態になっているかチェックが必要です。
また、定期点検も忘れずに行いましょう。
点検方法がわからない場合や、困った時や修理・交換が必要となった時は専門店の「げんき工房」にご相談ください。
シニアカーや電動車いすを安全に使うなら「モニスタ」
シニアカーの利用状況を可視化するためにも、「GPS」の装着も視野に入れることをおすすめします。
シニアカーにおすすめなGPSは、GPS見守りサービス「モニスタ」。
シニアカーに、モニスタのGPSを装着することで、登録されたスマートフォンやタブレットを通じて利用者の現在地や衝突回数など、運転の見守りが24時間可能になります。
ご家族が外出中の高齢者の安全を確認したり、遠くに住む高齢の親が安全に外出しているか心配な方もいらっしゃることでしょう。
そこに「モニスタ」のGPS見守りサービスが加わることで、シニアカーの利便性にプラスして安心感をもたらしてくれます。
モニスタは、利用者の位置情報や走行ルートをリアルタイムで追跡し、安全運転レベルを確認することができます。
また、モニスタではご利用者さま毎の使用状況を個別管理することで、タイミングを逃さず、車両のメンテナンスを行うことが可能です。
利用できるショップや料金については、モニスタ公式サイトまでお問い合わせください。
まとめ:シニアカーはルールを守って安全に利用しよう
ニュースなどでシニアカーの事故を見聞きすることが増えるとシニアカーは危ない乗り物だと思ってしまいがちですが、シニアカーの事故の多くは人的な要因によるもので、機械的な不具合ではありません。
シニアカーの安全利用には、正しい操作方法の習得と交通ルールの遵守が不可欠です。
適切な練習や交通ルールを守って運転すると、安心して利用することができるでしょう。
長距離の歩行が困難になってきた高齢者の生活の質を向上させる大切な役割を果たしてくれるシニアカー。
加えて、「モニスタ」のようなGPS見守りサービスを活用することで、利用者の安全をさらに高めることができます。
高齢者を見守るご家族も、安心してシニアカーでのお出かけを見守りたいですね。ぜひこの機会にモニスタを導入し、安心してシニアカーを利用しませんか?