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歩行器とは?種類や選び方、気をつけるべき注意点をあわせて紹介

2024.01.18

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】年齢を重ねる過程やケガ、障害などから起こりうる身体の不自由さが日常の活動に影響をおよぼすとき、歩行器は自立を支える重要な道具となります。

選択肢の多さや種類の違いに戸惑うこともありますが、個々のニーズや状況に最適なものを選ぶことが大切です。

この記事では日常生活における歩行器の役割や歩行器の種類、選び方、利用時の注意点などについて解説します。

歩行器とは?どんなシーンで使われることが多い?

歩行器とは?どんなシーンで使われることが多い?

歩行器とは、自分で歩くことが困難な人の歩行を介助するための福祉用具です。

赤ちゃんが歩くために補助的に使う用具も歩行器と呼ばれますが、今回紹介するのは医療や介護で使われる歩行器です。

高齢者が日常生活で「歩かない」ことは筋力の低下をまねき、他者とのコミュニケーションや意欲の低下、寝たきりへとつながります。

高齢による筋力の低下や、怪我や障害による機能低下がある人の足腰の負担を軽減し、安全な歩行をサポートしてくれるのが歩行器です。

歩行器は、持ち手がコの字になっていて身体を囲うようにできているため、両腕で保持でき安定感があります。

歩行器にはさまざまな種類があるため、目的や状況に応じて選びましょう。

歩行車やシルバーカーとの違いは?

歩行車やシルバーカーとの違い

歩行車:自立歩行できない方が身体を預けて使用するもの
■ シルバーカー:歩行が自立している人が荷物などを運搬する際に使用するもの

歩行車は、歩くことが難しい方向けの支援具で、車輪付きのフレームを持ち、安定した歩行を助けます。この器具は、特に体重を支えるために設計されており、ユーザーが立ったまま身体を預けて移動できるようになっています。

シルバーカーに似たタイプのものから、リハビリテーションや病院でよく使用されるコの字型の歩行車もあります。コの字型のタイプは四輪歩行器やキャスター付き歩行器と呼ばれ、立ち姿勢を保ちながら安全に歩けるようサポートする福祉用具です。

一方、シルバーカーは自立して歩ける高齢者のための手押し車で、買い物や散歩時の荷物運搬に便利です。

この器具は体重を支える機能はなく、荷物を運ぶための収納スペースや休憩のための座席が付いていることが一般的です。

シルバーカーは、高齢者の外出をより快適かつ楽しいものにするための福祉用具といえます。

シルバーカーについて詳しく知りたい人は、「シルバーカーの種類と選び方!歩行器との違いや補助金についても解説」をあわせて読んでみてくださいね。

歩行器のレンタルは介護保険適用可能な場合も

歩行器を使用する場合は、レンタルか購入になります。

短期間の使用や、一度歩行器を使ってみたいという場合はレンタルがおすすめです。

介護保険制度を利用する場合は、要支援1・2または要介護1~5の認定を受けている必要がありますが、この条件を満たしていれば、月額約150〜560円(自己負担1割の場合)でレンタルすることができます。

レンタルを提供するのは、市区町村や都道府県から指定を受けた「福祉用具貸与事業者」です。

専門知識を持った福祉用具専門相談員が、利用者の身体状態や生活環境に合わせた最適な歩行器を選定し、サポートを提供します。

さらにレンタルの場合、福祉用具の専門業者が定期的にメンテナンスを行い、身体の状況に応じて、自分にあった歩行器に変更してくれます。

また、利用が終了した際には、事業者が歩行器を回収してくれるので、利用者にとっても手間がかかりません。

利用者にとっても介護する側にとっても、負担軽減や安心を得るために、レンタルか購入、どちらがよいかケアマネジャーや介護ショップなどに相談することをおすすめします。

歩行器の選び方とチェックすべきポイント

歩行器の選び方とチェックすべきポイント

歩行器は、さまざまな種類やサイズがあります。

状況に応じて適切な歩行器は異なるので、自分にあったものを見つけましょう。

選び方のポイントは下記です。

①:種類で選ぶ
②:身体に合うサイズのものを選ぶ
③:使用用途に合わせて選ぶ

④:安定感や使いやすさで選ぶ

詳しく見ていきましょう。

①:種類で選ぶ

歩行器には、主に以下の3種類があります。

固定式歩行器
交互式歩行器
歩行車(キャスター付き歩行器)

それぞの特徴をまとめてみました。

固定式歩行器交互式歩行器歩行車(キャスター付き歩行器)
本体を持ち上げて使用左右交互に前方に動かして使用キャスターを転がして使用
・上肢の筋力がある人
・下半身の筋力が弱い人
・バランス障害が重い人
・両手を使える人
・上肢の筋力が弱い人
・下半身の筋力が弱い人
・両手を使える人
・上肢の筋力が弱い人
・下半身の筋力がある人
・バランス障害が軽い人
・種類によっては両手を使えない人

■ 固定式歩行器

固定式歩行器は、両手でグリップを握り、本体を持ち上げて使用します。

そのため、持ち上げるだけの上肢の筋力が必要です。

四脚でしっかり固定されているため一番安定感があります。しかし、移動速度はゆっくりなので、屋外での使用にはむいていません。

■ 交互式歩行器

交互式歩行器は、左右のフレームを前方へ交互に動かして使用します。

固定式よりも上肢の筋力は必要ありませんが、そのぶん動かしたときのバランス感覚が必要です。

左右のどちらかが地面についているため、つねに安定していますが少しの段差でも乗り越えるのが難しいです。

固定式よりは早く歩行できます。

歩行車(キャスター付き歩行器)

歩行車(キャスター付き歩行器)は、前後にキャスターがある四輪タイプと前輪のみの二輪タイプがあります。

持ち上げる必要がなく押して使用できるため、上肢の筋力が弱い人に向いています。
キャスターがあるため方向転換が行いやすいでしょう。

下半身の筋力がありバランスが保てる人にとって移動しやすいですが、転倒する危険性があるため注意が必要です。
特に立ち上がり時に、ブレーキ機能のついているものはロックがかかっているかしっかりと安全を確認しましょう。

また、サークル型のキャスター付き歩行器はアーム部分に両肘を乗せて支えられるため、両手が使えない人にも使用できます。
しかしサイズが大きく、病院や施設の広い場所では使用できますが狭い室内での使用は向いていません。

②:身体にあうサイズのものを選ぶ

身長や体格は人それぞれ異なります。高齢になるにつれて背中が曲がったり身体が小さくなる人もいるでしょう。

そのため、歩行器は身長に応じて何段階か高さが調整できるようになっています。

また、幅が大柄な人用、小柄な人や子供向けのコンパクトや軽量なタイプがあります。

歩行器はサイズがあっていないと効果的に使用できません

転倒してけがをしたり、状況によっては症状が悪化する可能性があります。

自分の身体にあったサイズを選びましょう。

③:使用用途にあわせて選ぶ

使用場所や用途によっても選び方はかわってきます。

室内はあまり段差がないため、固定型歩行器、交互型歩行器、キャスター付き歩行器が向いています。

屋外で使用したい場合、短距離であれば固定型歩行器や交互型歩行器も使用できますが、移動速度がゆっくりです。そのため、四輪歩行車が段差も越えられるためおすすめです。

外出が多かったり、狭い場所で使うこともあります。そんな時は小さく折りたためて持ち運びがしやすいものは収納も便利です。

軽量タイプやコンパクトなもの、どのようなシーンで使うことが多いのか考えて選びましょう。

④:安定感や扱いやすさで選ぶ

安定感や扱いやすさも選ぶときの大切な要素です。

歩行器を使ってみると「高さの調整がしやすい。」「思っていたよりも重たいな。」「バランスがとれて安定して歩ける。」「ブレーキがかけやすい。」など、感じかたは人それぞれの状況によって違います。

レンタルや購入する前に、実際に試してみてご自身にあうものを見つけてください。

長距離移動を求めるならシニアカーという選択も

屋外での使用においては、シニアカーという選択肢もあります。

シニアカーは、より長距離の移動を求める場合に最適です。

歩行に不安がある方や、より広範囲の活動を希望する方にとって、シニアカーは自立した外出をサポートしてくれるでしょう。

歩行器との併用により、屋内外での移動の自由度が高まり日常生活がより快適になりますよ。

はじめてシニアカーを利用される場合には専門業者に相談をすることをおすすめします。

電動カート(シニアカー)・車いすのことなら専門店の「げんき工房」に何でもおまかせです。

年間整備台数は年間10,000台以上、出張修理やメンテナンスも充実しています。

シニアカーの操作方法や任意保険についてもあわせてご相談ください。

おすすめの歩行器4選

おすすめの歩行器

シニアカーや電動車いすのエキスパートのシンエンスは、歩行器の販売も行っています。

歩行器は、利用者の体格や使う環境、特定のニーズに応じて適したものを選ぶことが重要です。

シンエンスがおすすめする歩行器はフレームウォーカーシリーズや、超軽量のカーボンウォーカーⅡなどがあります。

シンエンスの歩行器は、それぞれ特定のニーズに応じて設計されています。

折りたたみ機能や高さ調整機能は、各利用者の身体状況や利用目的に合わせたカスタマイズが可能です。

商品名ミニフレームウォーカー固定型(WFM-4262)スリムフレームウォーカー固定型(WFS-4968)スリム立ち上がりフレームウォーカー固定型(WFS-4968R)カーボンウォーカーⅡ(WF-5968)
商品ミニフレームウォーカー固定型スリムフレームウォーカー固定型スリム立ち上がりフレームウォーカー固定型フレームウォーカー固定型
寸法使用時全幅
奥行
全高
42.0㎝
35.0㎝
62.5~75.0㎝
49.0㎝
43.0㎝
68.5~81.0㎝
49.0㎝
44.0㎝
68.5~81.0㎝
59.0㎝
43.0㎝
68.5~81.0㎝
ハンドル部内々全幅
奥行
32.0㎝
24.0㎝
38.0㎝
32.0㎝
38.0㎝
34.0㎝
45.0㎝
32.0㎝
収納時全幅
奥行
全高
42.0㎝
10.5㎝
62.5㎝
49.0㎝
11.0㎝
69.0㎝
49.0㎝
10.5㎝
69.0㎝
59.0㎝
11.0㎝
69.0㎝
下段グリップ47.5~60.0㎝
材質本体アルミ(一部スチール)
グリップPVCゴム
重量2.4㎏2.55㎏2.7㎏2.65㎏

購入希望の方は、担当のケアマネジャーさんやお近くの介護用品ショップへお問いあわせください。

相談先が分からない場合はシンエンスまでご相談ください。

すべて介護保険レンタル対象です。

ミニフレームウォーカー固定型

全幅42cmの超コンパクトサイズで、児童や小柄な高齢者向けの歩行器です。

ワンタッチで折りたためる機能と6段階の高さ調整が可能です。

 狭い空間や小柄な利用者に最適で、歩行訓練や室内使用に適しています。

※介護保険レンタル対象

スリムフレームウォーカー固定型

【特徴】

49cm幅のスリムサイズで、日本の家庭や施設の廊下に合わせた設計です。

ワンタッチ折りたたみと高さ調節機能を備えています。

 一般的な体格の高齢者で、家庭や施設内での使用を想定しており、狭いスペースでの機動性を重視する場合に適しています。

※介護保険レンタル対象

スリム立ち上がりフレームウォーカー固定型

 49cm幅のスリムサイズで、立ち上がり用グリップ付きです。

スリムながら立ち上がる際のサポートを提供します。

 椅子からの立ち上がりが難しい高齢者や、リハビリテーションを必要とする方に適しています。

※介護保険レンタル対象

フレームウォーカー固定型

ゆったりサイズの59cm幅で、大柄な方向けの設計です。

折りたたみ可能で、高さ調整機能を備えています。

体格が大きい高齢者や、より広いスペースを必要とする利用者に適しています。

※介護保険レンタル対象

カーボンウォーカーⅡ

 重量わずか1.65kgのカーボンファイバー製で、軽くて持ち運びやすいのが特徴です。

 グリップは高さ94.5cmまで調節可能で、摩耗時に簡単に交換できます。

ワンタッチで折りたため、コンパクトに収納可能。

 カーボンウォーカーⅡは、その超軽量設計と利便性により、特に力が弱い方や安定した歩行が必要な場合、段差乗り越えや転倒リスク軽減が必要な方に最適です。

歩行器の利用時に気をつけるべき注意点

歩行器の利用時に気をつけるべき注意点

歩行器の利用時に気をつけるべき注意点として、転倒があります。

立ち上がり時に力が入らなかったり、バランスが保てず崩れ落ちたりします。
また、ブレーキのかけ忘れにより前方に倒れることもあります。

キャスター付きタイプなどブレーキ機能があるものは、立ち上がり時や出発時にしっかり確認するようにしましょう。

必要に応じて介助者が歩行器を支えたり、腰を持つなどして転倒を防ぐことが大切です。

対策として、適切な高さに調整して無理のない姿勢を保ちましょう。そうすることで足腰の負担を軽減して安定して使用できます。

専門家に相談し、正しい使い方を理解することが大切です。

歩行器以外の歩行補助具や移動用器具

歩行器以外の歩行補助具や移動用器具

歩行器以外にも、さまざまな歩行補助具や移動用器具があります。

■ 杖
■ 歩行車
■ シルバーカー
■ 車いす・電動車いす・シニアカー(電動カート)

順番に紹介していきます。

杖

杖はさまざまな種類がありますが大きくわけて4種類あります。

①:一本杖
②:多脚杖
③:ロフストランドクラッチ
④:松葉杖

①:1本杖

一本杖は、一番身近な杖で自立歩行をより安定させる目的で使用します。一本の棒で支えており、杖なしで歩けない人には使用できません。伸縮や折りたたみタイプがあります。

②:多脚杖

多脚杖は、脚が3点や4点にわかれていて、一本杖に比べて着地している面積が広く安定感があります。

③:ロフストランドクラッチ

ロフストランドクラッチは、輪に腕を通してグリップを握る構造です。腕と手の2点で支えているため手首に力が入りにくい人、握力が弱い人向けです。

④:松葉杖

松葉杖は、主に骨折後のリハビリなどで使用します。脇に上部をはさみグリップを握って使用します。

歩行車

歩行車は、歩行器の一種で、自立歩行ができない人の歩行補助具です。

歩行器と同じように持ち手がコの字になっているため、体重がかかっても安定性があります。荷物の収納や身体の向きをかえると腰をかけられる座面付きのタイプがあります。

要介護認定がおりていれば、1〜3割負担でレンタルできます。

シルバーカー

シルバーカーはいわゆる手押し車で、自立歩行ができる人の歩行補助具です。

持ち手がまっすぐの構造になっているため押しやすく、その分、歩行車と比べると体重をかけたときに転倒する可能性が高いので注意が必要です。

荷物の収納をしたり、一休みするために腰かけたりと近所への買い物や散歩など屋外の使用に向いています。

介護保険の適用外のため、実費で購入することになります。

車いす・電動車いす・シニアカー(電動カート)

車いす・電動車いす・シニアカー(電動カート)

車いすとは、歩行ができない人のための移動手段になります。一般的な車いすは、入院中や自宅、外出時に使用します。
介助者に押してもらったり、駆動輪(後輪)と呼ばれる大きな車輪の横のハンドリムを自分で回したりして移動します。

電動車いすは、電動モーターを原動力として動く車いすです。
そのため、自力での走行が難しい人に向いています。また電気のアシストがあるため、小さな段差や坂道、長距離移動も可能になります。手元のレバーを操作して移動します。

シニアカーとは、主に高齢者の移動をサポートするために使用されます。
スクーターに似たハンドル付きの3輪か4輪の乗り物です。電動カートとも呼ばれます。

利用者の障害の程度や状況によって適切なものを選ぶようにしましょう。

まとめ:過度な負荷や事故を防ぐためにも自分の身体にあった歩行器を使おう

歩行器は、使用者の身体的負担を減らして移動をサポートするために、使用目的や状況にあわせて選ぶことがなにより大切です。

また転倒しないよう、専門家に相談して自分にあった歩行器を使用して正しい使い方を理解するようにしましょう。

自分で歩行が難しくなってきたときは、シニアカー(電動カート)や電動車いすを使用することになります。

初めてシニアカー(電動カート)や電動車いすを利用する場合には専門業者に相談をしましょう。

電動カート(シニアカー)・車いすのことなら専門店の「げんき工房」に何でもおまかせです。
年間整備台数は年間10,000台以上、出張修理やメンテナンスも充実しています。

シニアカーの操作方法や任意保険についてもあわせてご相談ください。

また、シニアカー(電動カート)や電動車いすの利用をより快適にしてくれるのがモニスタのGPS見守りサービスです。

モニスタ」があれば長距離のお出かけでもより安心して楽しめますよ。

シニアカー(電動カート)や電動車いすを使用するときには、ぜひ合わせて「モニスタ」を利用してみてください。

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