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高齢者講習とは?高齢者の運転免許更新に必要な講習・検査と料金を紹介

2024.04.19

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】70歳以上の高齢者ドライバーが運転免許を更新する際には、高齢者講習の受講が必須です。

さらに75歳以上の場合は認知機能検査の受検と、場合によっては運転技能検査や臨時適性検査も受ける必要があります。

この記事では、高齢者の免許更新に欠かせない高齢者講習について、講習の内容や料金、予約のタイミング、免許更新のプロセスを年齢ごとにまとめました。

高齢者講習とは?対象年齢や料金

高齢者講習とは?対象年齢や料金

高齢者講習は70歳以上の方が運転免許証を更新する時に受講しなければならない講習のことです。

75歳以上のドライバーは認知症検査が追加されるなど、年齢や検査の結果によって講習内容が異なります。

高齢者講習の料金は以下の通りです。

講習の種類料金
高齢者講習6,450円
認知機能検査1,050円

高齢者講習の内容は?不合格になることはある?

高齢者講習の内容は?不合格になることはある?

高齢者講習は大きく分けて3種類あります。

「講習」なので合格・不合格はなく、受講することで完了します。

①:高齢者講習
②:特定任意高齢者講習
③:運転免許取得者等教育

それぞれの講習についての詳細は以下です。

講習の名称講習内容所要時間手数料
高齢者講習
(普通自動車免許)
座学・運転適性検査 (60分)実車 (60分)2時間6,450円
高齢者講習
(原付・二輪・小特・大特のみ)
座学・運転適性検査 (60分)
1時間

2,900円
特定任意高齢者講習
(普通自動車免許)
座学・運転適性検査 (60分)実車 (60分)2時間6,450円
特定任意高齢者講習
(原付・二輪・小特・大特のみ)
座学・運転適性検査 (60分)
1時間
2,900円
運転免許取得者等教育
(高齢者講習と同等)
座学・運転適性検査 (60分)実車 (60分)2時間以上
(実車指導なしの方は1時間以上)
教習所ごとに異なる

高齢者講習は70歳以上の方が受講する一般的な講習で、運転免許センターなどで受けることができます。

特定任意高齢者講習は、免許証に記載してある住所以外の都道府県でも受講できる高齢者講習のことです。

運転免許取得者等教育は、高齢者講習と同等の効果を持つ講習で、すべての自動車教習所で受講することができます

それぞれの講習内容は、以下のようになっています。

講習の種類講習内容
座学DVDなどを視聴し、交通ルールや安全運転について確認
運転適性検査静止視力、動体視力、夜間視力、視野の検査
実車指導教習所のコースを使用して右左折、S字カーブなどの運転技術を確認

高齢者講習の予約は取りにくい?

高齢者講習は運転免許センターや教習所で受講できますが、それらが少ない地域では予約が取りにくい場合があるので注意しましょう。

高齢者講習は誕生日の5ヶ月前から誕生日の1ヶ月後までの間に受講しなければいけません。受講の予約は余裕を持って取るようにしましょう。

最新の予約状況が知りたい人は、警視庁ホームページの「高齢者講習・運転技能検査・認知機能検査実施場所・予約状況一覧」にアクセスしてみてください。

75歳以上の高齢者ドライバーが免許を更新する場合

75歳以上のドライバーが免許を更新する場合、違反歴の確認や認知機能検査の追加があり、70歳〜74歳の方の場合とは大きくフローが変わっていきます。

【75歳以上のドライバーに必要な検査】
①:運転技能検査(違反がある場合)
②:認知機能検査
③:臨時適性検査(認知症の恐れがある場合)

これらの検査が不合格だった場合は免許を更新することができません。

それぞれの検査について詳しく解説していきます。

①:運転技能検査

運転技能検査は、75歳以上の方で一定の違反歴がある場合に受ける必要がある検査です。この検査に合格しないと、免許証の更新は受けられません。

運転免許証の有効期限が切れる直前の誕生日の160日前、またはその日よりも前に更新を申請する場合は、直近の3年間に大型自動車、中型自動車、準中型自動車、または普通自動車の運転で特定の違反行為を犯した方が対象になります。

第一種免許は70点以上、第二種免許は80点以上が合格です。

運転技能検査では普通自動車でコースを運転し、指示速度による走行や一時停止などの課題を行います。

万が一不合格になったとしても、更新期限内であれば何度も検査を受けることが可能です。

所要時間や手数料は教習所ごとに異なるので確認してみてください。

②:認知機能検査

認知機能検査は、75歳以上であれば必ず受ける必要があります

16種類のイラストを記憶する「手がかり再生」と、検査日の日時や曜日を答える「時間の見当識」の2つの検査が行われます。36点以上で合格、36点未満で「認知症の恐れあり」と判断され、臨時適性検査が必要になります。

詳細
所要時間約30分
手数料1,050円
場所免許試験場、教習所など

③:臨時適性検査

臨時適性検査とは、一定の病気等の疑いがある場合、公安委員会が認める専門医の診断により行われる検査です。

検査内容は病気によって異なります。

「臨時認知機能検査通知書」が公安委員会から対象者へ届きます。

安全運転に不安があるときは免許返納という選択肢も

加齢にともない安全運転に不安があるときは、免許を返納するという選択肢もあります

免許を返納すると、運転中に事故を起こすかもしれないという不安がなくなるだけでなく、車の維持費がかからなくなったり、自治体から特典が受けられたりする多くのメリットがあります。

移動手段が無くなったら困るとお考えの方も、免許なしで運転できるシニアカーなどのパーソナルモビリティを代わりに利用することで移動の悩みを解決することができます。

シニアカーは高齢者の外出に最適で、免許返納後もいきいきとした生活を送りたい方におすすめの移動手段です。

初めてのシニアカーを利用する場合は、シニアカーの専門店「げんき工房」にご相談ください。無料で試乗体験ができますし、不安なことはなんでもご質問いただけます。

全国各地に12店舗あるのでお近くの店舗にぜひお気軽にお問い合わせください。

免許返納については「免許証の返納はどうやるの?手続き方法や免許返納によるメリットと注意点」の記事もあわせてご覧ください。

シニアカー+モニスタの見守りサービスで安心・安全な外出を

免許不要のシニアカー ではありますが、電動車いす用モニタリングシステム「モニスタをつけておけば、より安心・安全な外出をすることができます。

モニスタは、車両に搭載されたGPSにより、走行中のシニアカー電動車いすを常時モニタリングし、日々の使用状況や現在地・消耗品の交換時期などをリアルタイムでお知らせしてくれるサービスです。

シニアカーの利用を考えている人は一度モニスタ公式サイトを覗いてみてください。

まとめ:70歳以上の高齢者ドライバーは高齢者講習の受講が必須

まとめ:70歳以上の高齢者ドライバーは高齢者講習の受講が必須

今回は70歳以上の高齢者ドライバーに必要な高齢者講習について解説していきました。

事故を起こさないためにも検査や講習をきちんと受講し、安全な運転を心がけましょう。

将来の生活の選択肢の幅を広げるために、免許返納後の移動手段としてシニアカーについて詳しく知りたい方は、ぜひモニスタ公式サイトをご覧ください。

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