介護保険制度が施行されて以降、シニアカー、電動車いすはレンタルという制度の中で広く普及しました。
しかし、それと同時にその構造の特異性、厳しい環境での試用などから品質を維持するには高いメンテナンス技術とノウハウが必要であることも顕在化していました。そのような中、2004年4月、当時としては少ない「シニアカー、電動車いすを専門的に取り扱う会社」として、シンエンスはわずか2名のメンバーで事業をスタートさせ、以降、多くの福祉用具取扱企業が抱える課題を解決するための技術、サービス、商品を提供し、事業を拡大してまいりました。
当社は、シニアカー・電動車いすに特化したパーソナルモビリティ事業と、福祉用具開発・販売事業を2軸で展開する専門商社です。
パーソナルモビリティ事業においては、幅広い商品ラインナップ、納品や故障発生時の現場対応力、商品に対する高い技術力を強みとし、福祉用具開発・販売事業においては、使いやすさにこだわった歩行関連機器が高い評価を得ています。
今後は、高齢者人口の増加、運転免許証返納などによりさらに高まることが予想される需要に、専門性の高いサービス、独自性の高い商品で社会に貢献してまいります。
人手不足が深刻化する介護福祉業界では、サービスの質を担保したうえでいかに生産性を上げられるかが課題となっています。その解決策として、介護ロボットの活用やDX化の促進が挙げられますが、その中では代替が難しい人的サービスとの融合がポイントになるでしょう。もう一つは介護保険制度への依存度をどのようにして軽減していくか。これらの実現には業界全体が危機感を持って取り組み、変化を取り入れ変革を起こしていく必要があるでしょう。その中で私たちシンエンスも変化に敏感に反応し、時代のニーズに合わせたサービス、商品を提供してまいります。